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「真実を求めて」を読む

真実を求めて
(水波一郎 著 アマゾン 発売)


副題に「悪魔の霊言を知る」とありますが、これは何を意味するのでしょうか。

 

さらに、著者は、解説の中で、「神様や仏様からのメッセージと、悪魔から

メッセージとどちらが正しいのか。もちろん、答えは後者である」と逆説的

ともいえる表現をしていますが、これは何を意味するのでしょうか。

 

著者も言明しているように、霊魂の世界の実在は科学的に証明できない世界

であるために、各自がそれぞれ理性と直観で判断しなければなりませんが、

仮に、実在すると判断したとして、一歩、その世界へ足を踏み入れると、

そこは、この世、地上とは全く異なる法則で成り立つ世界であり、とにかく、

この世の常識、倫理や道徳が全く通用しない世界である、ということが言い

たかったのかもしれません。

 

本書では、一人の青年が登場し、母の死をきっかけに霊魂の実在に関心を

持った「彼」は霊魂の探究に旅立ちます。

 

世の中には、霊媒、霊能力者、霊能力開発、チャクラ、気、霊界通信、

等々、インターネットをはじめとして、おびただしい情報が氾濫して

います。

 

しかし、その真偽は客観的に証明できないため、そこは、インチキ、

ニセモノの横行する世界であり、さらに、「彼」の無知や勝手な思い

込みが加わって、足を踏み入れてみたものの、右往左往し、思考錯誤

を繰り返すことになります。

 

そして、挙句の果てに、「彼」は、とうとう罠にはまってしまいます。

やっかいなことに、インチキ霊能者にだまされるのではなく、本物の

悪い霊魂にそばでささやきかけられるという現象が起こり、「彼」は

悪霊に翻弄されることになるのです。

 

とにかく、悪い霊魂とは、恐ろしく狡猾な存在でした。悪い霊魂は、

霊能力者の無知やインチキを次々と暴いて行きます。そして、皮肉

にも、「彼」は、霊能力者というものの驚くべき実態を一番良く

知っているのが悪霊であることを知ることになります。

 

霊能力者も、霊媒も、実は、ニセモノばかり、たとえ、主観的

に自分では本物と思っていても、霊魂から見ると子供だましの

レベルにすぎなかったとは。

 

とうとう、その狡猾さに屈して悪い霊魂と友人関係(?)を結ぶ

ことになってしまいました。

 

あわや、「彼」が、死後、恐ろしい世界へ引きずり込まれるかも

しれない悪い霊魂との二人三脚の人生を歩むかと思われた時、

そこへ、大悪魔を自称する「真の霊媒」が登場します。

 

大悪魔とは何か? 悪魔と悪霊とはどう異なるのか? そして、

そもそも悪とは何か?

 

果たして、「彼」は、悪い霊魂とのおぞましい関係を断ち切ること

ができるでしょうか。

 

「彼」は、果たして霊的な真実に触れることができるのでしょうか。

 

個人的には、まず、霊的世界へ足を踏み入れてから、「彼」がたどった

コースは、己自身が歩んだ道と重なる部分が幾つかあり、とても他人事

とは思えないと感じましたが、加えて、霊に関心を持つかもしれない人

たちが、知らず知らずに陥ってしまう落とし穴の典型的なパターンを如実

に表し、警告を与えてくれる大変価値ある書物ではなかろうかと思いました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体

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