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「アトランティス大陸」-エドガー・ケーシー3-


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  アトランティス
 

「アトランティス」については、以前、プラトンが、「ティマイオス」と

「クリティアス」において、かつて、ヘラクレスの柱(ジブラルタル海峡)

の彼方に、アトランティスという大きな島があって強大な国家を形成して

いたが、大地震と大洪水によって海中に没して姿を消したという物語を

語ったこと、そして、それが事実であるのか、虚構であるのかについて

記事を掲載したことがありますが、ケーシーのリーディングにおいても、

アトランティス大陸についての口述がかなり頻繁に出てきます。

 

アトランティス大陸についての口述で目を引くのは、一般的な歴史文化

資料などを提供するためのリーディング、つまり、「リサーチ・リーデ

ィング」、「一般リーディング」での回答よりも、個々のクライアントに

対する「ライフ・リーディング」においてなされたものです。

 

ケーシーは、生前、約1600人に対してライフ・リーディングを行い、

それによって、2500件の記録が残され、これらの人々のなかの

約700人が、かつてアトランティス大陸において人生を送っていた

というのです。

 

ケーシーによると、伝説の大陸アトランティスは確かに実在し、そして、

現代のアメリカには、かつてのアトランティス人たちが多数転生して

きているとしています。

 

これらのケーシーのアトランティ大陸にかかる口述は、断片的で、煩雑で

あり、決して体系的に整理されたものではないが、その内容、歴史的経緯は、

大体、次のようなことになるようです。

 

<アトランティスは、現在のメキシコ湾から地中海に至る大西洋海域を占める

広大な大陸であった>

 

<人類は少なくとも1000万年の間、地上に存在してきたが、アトランティス

は人類が発展した場所の一つであり、約10万年前に高度な文明を築き始めた>

 

<人の起源は肉体でなく霊であった。これらの魂は自分の快楽のためにその身

を物質に投射し、地上に進められていた進化のパターンを覆した。利己的目的

にその創造力を誤用することによって、人はその聖なる起源と性質とを忘れ

去ってしまうほどに物質に絡み込んだ>

 

<はるか昔、人類は今の技術を超えないにしても、それに比べられるほどの

大きな技術進歩を遂げていた。当時の地球は、獰猛な動物たちが数多く徘徊

していたが、それらの襲撃に対抗するために科学技術を応用した兵器を開発し、

動物たちを退けた>

 

<動物との間に干渉が発生すると、人間たちのなかには、意識の水準を動物に

同調させることにより、半人半獣の姿に変容する者たちが現れた。彼らは、

自らの霊的な起源や本質を次第に忘却し、物質的快楽や攻撃的衝動に身を委ね

てしまった。その者たちは「悪魔(べリアル)の子ら」呼ばれ、人間本来の

純潔を維持した「神の掟の子ら」と対立するようになった。彼らの霊的力の

誤用が紛争や論争を招いたように、科学的、物質的な達成の誤用が地上に

物理的破滅を招いた。>

 

<アトランティスの文明は、紀元前5万年、紀元前2万8000年、紀元前

1万年の三度にわたって破局を迎えるが、三度目の破局によってアトラン

ティス大陸は完全に沈没してしまう。>

 

<アトランティスを逃れた人々は、アメリカ大陸やユーラシア大陸を始め、

世界各地に移り住み、新たな文明を築いた。 中米とエジプトという離れた

地に、ともにピラミッドが存在するのは、アトランティス人が高度な科学力

を用いてそれを建造したことによる。>

 

以上のことから、まず、気がつくことは、前に紹介したブラバッキー夫人の

「シークレット・ドクトリン」の人類発生論との類似点があるように思われ

ます。(もっとも、「シークレット・ドクトリン」そのものが、古代の神話、

伝説、宗教哲学、神秘思想等を縦横無尽に駆使し、再構成したものだという

ことですが。)

 

とりわけ、七つの根幹人種のうちの、第三根幹人種「レムリア人」、第四

根幹人種「アトランティス人」の部分との類似性は顕著のように思います。

 

なお、「神の掟の子ら」と「べリアルの子ら」との対立というのは、「シーク

レット・ドクトリン」の「光の子」と「闇の子」の対立を思い起こさせます

が、「神の掟の子ら」を純粋種、純潔を守って身を清めてきた人々とし、

「べリアルの子ら」を、自らを動物に投射して神の被造物ならぬ人の子ら

となった者としていること、そして、動物と混ざり合った奇怪な身体を

もった混血種が存在していたということなどについては理解が困難です。

 

人は、最初、肉体持たない存在であったとして、それらが受肉する身体が、

「神の掟の子ら」の場合は、動物の身体、つまり、猿から進化したものとは

異なる特別な身体であったということでしょうか? また、人間と馬、つまり、

ケンタウルスのようなものが存在したということでしょうか?

 

ともかく、類似しているとはいうものの、ケーシーの場合は、「シークレット

・ドクトリン」のような抽象的な表現ではなく、アトランティス期の出来事が

詳細に描写されていますし、かつてアトランティス人であった人たちが現代の

アメリカにたくさん再生してきており、その頃に蓄積されたカルマによって、

現代の文明にも危機が迫ってきているという警告に特徴があるように思います。

 

ところで、以前にも紹介しましたが、水波一郎氏は、「神体」の中で、人という

動物とは異なる魂を持った存在の地上での歴史は、「ムー」の歴史が5千年、

それを継承した「アトランティス」が千年、それ以降が5千年となり、せい

ぜい1万1千年程度しかないと述べています。

 

ケーシーのいうアトランティスの文明の始まりが10万年前とは大きな開きが

ありますが、時間を度返して比較するとどうなるでしょうか? ケーシーには、

アトランティスとムーは併存していたような口述がありますから。

 

ケーシーのアトランティスについての口述と「神体」の「ムー」の記述とを

比較してみると、今とは異なる独特の科学を発展させ、高度な文明が栄えて

いたということは共通しています。

 

ただし、今とは異なる動力によって大海を渡る高速船はあっても、ケーシーが

いうような、空を飛ぶ航空機などはなかったとしています。

 

これも以前紹介しましたが、水波一郎氏の旧著「大霊力」において、アトラン

ティスについて次のように述べています。

 

<アトランティスは、前期と中期、そしてまた、後期では、全く違うといって

よいほど性質の異なる人たちが文明をなしていた。平和な時代、戦争の時代、

これが同じ大陸に生きる人間なのかと思うほど、人間が短期間に変化している。

いつも、神と悪魔が同居している、そんな表現が適切といえる大陸であった>

 

また、霊能力者が跳梁跋扈し、超能力の技を競い、大きな対立となり、ついに

アトランティスに戦争をもたらすことになったとも言います。

 

そして、そのカルマが現代にアトランティスを復活させようとしていると

警告しています。

 

これは、ケーシーが「神の掟の子ら」と「べリアルの子ら」の対立として述べた

こと、また、霊的法則を物質的、利己的な利益に利用しようとしたことから、

破壊兵器の開発に向かい、大陸の破壊を引き起こしたことと交差するように

思います。

 

さらに、ケーシーも、現代のアメリカの原水爆をはじめとする大量破壊兵器の

開発のなかにアトランティスのカルマが現れていると警鐘をならしています。

 

もっとも、共通の部分があるからといってそれが正しいということにはなり

ませんが、一考に値するとは思います。

 

以上、このように、ケーシー自身は、正確な透視診断家として病者救済をして

いれば満足であったにもかかわらず、ライフ・リーディングという形でアトラン

ティス大陸にまで言及することなり、さらに、未来を語ることで予言者と言われ

るようになってしまい、それが外れたということで非難を受けてしまうことにも

なりました。

 

自身が霊媒でもある水波一郎氏は、そのようなケーシーについて次のように

述べています。

 

「霊媒の人生は犠牲に満ちている。自分の主張とあわない霊言により、世間から

注目され、抗議され、知りもしないことにより、軽蔑される。彼はそれを避け、

自分の理性で話をしようとする。それが逆に、自分と違う意識による思想を、

表現させえなくする。」

 

「霊界の伝達者たる霊媒は、その無意識の意識で、霊魂の思想を阻んでしまう

のである。しかし、いったん、発せられた霊魂の想念は、現実の霊媒の脳に届き、

言語中枢を刺激する。しかし、それを霊媒の意識が阻止する。二つの意識に

より刺激された脳では、まったくと言ってよいほど、霊媒の力が強くなる。

霊媒の癖と発音、そして記憶に基づいた霊界通信が出てしまう。」

 

「これが霊界通信の現実であり、実体である。霊媒は世間の評価によって心を

揺らす。それが正しい通信を阻止してしまう。人間の理性を固めてしまう。

ケーシーはいま、後悔しているのではなかろうか。いくつかの予言のミスが、

彼の評価を落としていくからである。」

 

だだし、予言というものは当てるものではなくて、それが起こらないように

警告を発することだと認識すると、ケーシーの述べたことは価値がないこと

ではなかったといえるのではないでしょうか?

 

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テーマ : スピリチュアル
ジャンル : 心と身体

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